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西宮市高座町にある「内科・消化器内科ますだクリニック」です。
今日は当院で診断・治療した「早期胃癌」の症例をご紹介します。
(※治療はクリニックではなく、院長が総合病院へ出向し行っています。)
消化管の「早期癌(粘膜にとどまるもの)」は内視鏡での治療が可能です。
「早期大腸癌」の場合は外来でそのまま内視鏡切除する事も可能で、実際に当院でも多数治療を行っていますが
「早期胃癌」の場合は入院での内視鏡切除が必要です。
最近では近隣の施設との連携により、患者さんが希望された場合は総合病院へ入院の上で院長が内視鏡治療を行っています。
(もちろん患者さんの希望によってこれまで通り他施設への紹介も行っています)
内視鏡治療の一例をご紹介します。
※以下内視鏡画像が出てきます。苦手な方はスクロールしないようにお願いします。
当院での画像(BLI)
体下部大湾 15mm大 0-Ⅱa
内視鏡治療の様子 (マーキング~粘膜下層剥離、一括切除)
結果 tub1 m癌 治癒切除
当院での画像(LCI)
体中部小弯 20mm Ⅱa
内視鏡治療の様子 (マーキング~粘膜下層剥離、一括切除)
結果 tub1 m癌 治癒切除
内視鏡治療においては技術も勿論、信頼関係も非常に大切です。
診断から治療を一貫して行う事で、安心して治療を受けて頂くことが出来ます。
もちろん他施設へ紹介する場合も信頼できる内視鏡医をご紹介します。
最近は内視鏡検査をきちんと受けて頂いている方が増えてきたので
早期に発見される事が多く、進行胃癌が減ってきた印象です。
しかし上記の治療は早期発見が出来た場合のみ可能です。
消化管の癌は早期発見が非常に大切ですので、適切に検査を受けることをお勧めします。