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当院の内視鏡ラインナップ② 大腸カメラ編


西宮市高座町にある「内科・消化器内科ますだクリニック」です。

今回は前回に続き、大腸カメラのラインナップについてご紹介します。

大腸カメラは合計3本のカメラが稼働しています。
うち2本はFUJIFILM社の「EC-L600ZP7」というカメラで、通常の観察から拡大(顕微鏡)での観察、内視鏡手術など全ての処置に対応できます。


カメラの太さはやや細めで、ドクターによっては細くてコシが無いので挿入しにくいという声もありますが、患者さんへの負担も少なく非常に使いやすいカメラだと感じています。
一般的に太いカメラは腸管に負けないので真っすぐになりやすく、深部挿入しやすい場合が多いです。反面、腸に負担がかかったり、体の細い方には向かなかったりします。大型の車で細い道を通るような感覚でしょうか。
細いカメラのメリットとしては何といっても腸管への負担が少ないことです。小回りが利くので、腸のカーブを最小の力で通過しながら挿入する事ができます。
そして、なんといってもFUJIFILM社の特徴としては画質が桁違いに良いので、小さなポリープや見つけにくい病変でもしっかりと拾い上げることができます。
当院では安全に一番奥まで挿入できることはもはや当然のことなので、丁寧に観察を行い、切除の必要なポリープをきちんと切除する事に力を入れて検査を行っています。

 

 

もう1本は以前にもご紹介した「EC-760XP/L」です。


こちらは兵庫県で当院が初めて導入しました。”極”細径スコープで、大腸カメラの中でもかなり細いタイプのカメラです。かなりの小回りが利くので、体のとても小さな方やお子さんの検査を行うのに適しています。
他のカメラで挿入できなかった時に緊急的に使うという用途ではありません。
潰瘍性大腸炎やクローン病といった病気で腸管狭窄(腸が細くなって通りにくくなっている場合)などの場合はこのカメラが活躍します。

 

色々なカメラの種類がありますが、結局のところ大腸カメラのクオリティは術者の腕によって大きく左右されます。カメラが入らなかったり、検査がうまくいかなかったりしたことを「腸が長いから」「あなたはカメラが入りにくいから」と患者さんのせいにされるケースをしばしば見てきましたが、ほとんどのケースは術者側に問題があります。確かに患者さん毎に挿入しやすいしにくいはありますが、当院ではそれを言い訳にせず、どなたでもきちんと丁寧に検査を行います。

カメラも技術もどんどんと進歩しています。今や苦痛なく検査が受けられる事は当たり前のことに思いますし、深部挿入も当たり前に出来ることが前提です。その上でさらに精度を上げ、患者さんの負担を少なくしたいと常日頃試行錯誤していますし、こんなカメラや機能があったらいいな・・とメーカーの人と相談したりもしています。
カメラの事は誰よりも詳しく、そしてカメラが好きです。(マニアックですみません)

また新しいカメラがあったら追加したいなと思っています!

 

大腸カメラの事は内視鏡検査のエキスパートである院長にお任せ下さい。