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大腸癌の内視鏡治療について 当院での実績


西宮市高座町にある「内科・消化器内科ますだクリニック」です。

 

今回は実際に当院で行っている内視鏡治療についてご紹介します。

※以下内視鏡の画像が出てきます。苦手な方は閲覧をご注意下さい

 

1.5cm大の大腸ポリープです。

 

通常の大腸カメラの際に見つかったものです。
拡大内視鏡検査で内視鏡切除の適応があることを確認し
その場で切除する方針となりました。

 

ポリープに長い茎があり
この部分に太い血管が走っているため安易に切除すると大量に出血します。

 

茎の部分をクリップという処置具であらかじめ縛ってしまいます。

 

根元がしっかり止まっている事を確認します。

 

スネアと呼ばれる針金のようなもので茎を縛り、
その部分に電気を流して切除します。

 

外来での手術になりますので出血は絶対に避けたいため、
クリップを追加して補強します。

切除したポリープを回収して病理検査に提出します。

 

病理検査の結果、大腸癌(高分化型管状腺癌)の結果でした。
切除断端は陰性です。
粘膜にとどまる癌(m癌)であり、大腸癌ではありましたが治療はこれで終了です。

 

このように、比較的大きなポリープでも安全性が確保できればその場で切除を行います。
患者さんが得られるメリットとしては、検査も治療も一度に終了できる点にあります。
もちろん無理な切除を行って穿孔などの合併症を起こしたり、
綺麗に取り切れていなかったりがあっては本末転倒となるためあくまで安全性を優先します。

何でもかんでも切除するわけではなく、切除していいポリープなのか
安全に切除できるのか、良性なのか悪性なのかをきちんと評価した上で
患者さんの負担が少しでも少なくなるよう可能な限り
一度の検査で切除も含めて終わるようにしています。

もちろん入院での切除が必要なポリープについては無理をせず
信頼できる医療機関にご紹介します。

大腸ポリープの切除については大腸EMR、ESD等の高度な手技についても
対応できる技術を習得した上で対応していますのでご安心下さい。
(現在も総合病院で内視鏡手術の施行・指導を行っています。)

 

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)は治療も含めて当院にお任せ下さい。