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その大腸カメラ、精度(性能)は大丈夫ですか?


西宮市高座町にある「内科・消化器内科ますだクリニック」です。

当院の内視鏡システムは以前から紹介しているように、
フジフィルムの「LASEREO7000」を導入しております。
患者さんは意外と意識される事が少ないかもしれませんが、
どの医療機関でも同じ機械を使用している訳ではありません。
大きな病院でも古い機械を使用している場合もあります。
大げさではなく、医療機関ごとで使用している機器で、
スマホとガラケーくらい差がある場合もあります。
当院で使用している機器は例えるならもちろん最新のスマホです。

当院で使用している内視鏡システムですが、大きなメリットの一つとして、
「LCI (Linked Color Imaging)」という特殊な光を用いた検査ができます。
LCIは、通常の白色光で得られた情報にコンピュータ処理を施すことで
表面構造や血管構造をより強調した方法です。
簡単に言うと、癌やポリープが赤く光ってくれるモードです。
大腸カメラの際には小さなポリープも見逃さないように、
このモードを併用しながら観察を行っています。


名古屋大学がこの「LCI」でのポリープの発見率についての報告を行っています。
(Clinical Gastroenterology and Hepatology)
報告では、LCIではポリープの見逃しを減らすとの結果が出ました。
特に見つけにくい場所にあるポリープや、SSLなどの発見しにくいポリープなども、
より見つかりやすいとの結果が出ています。
当院ではこのLCIを併用する事で腺腫の発見率(ADR)が70~80%以上を推移しており、
かなり精度の高い検査を提供しております。
大腸ポリープが早く見つかる=大腸癌の予防効果が高いといえます。

大腸カメラは頻回に受ける検査ではないからこそ、1回の検査が非常に大事です。
是非適切な施設で、高精度の検査を受けてください。