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西宮市高座町にある「内科・消化器内科ますだクリニック」です。

10月に入ってから徐々に気温が下がってきましたね。インフルエンザも流行しておりますのでお気をつけください。

さて、内視鏡検査について、一時は予約が3か月以上待ちになるようなケースもありまして、この夏からは検査の予約枠を拡大して対応しております。
件数は増えますが、内視鏡検査のクオリティはさらに追及していきたい・・ということで、9月に新たに洗浄機を導入しました！

新たに加わった最新の洗浄機です。

もともと洗浄機はフジフィルムの高水準モデルを採用していましたが、この度新型が発売されているとのことで追加の購入を決めました。(新しい機械好きです)
新しい機械を更新する事でさらに清潔に、かつ短時間で洗浄を行うことが出来るようになりました。

当院では以前から内視鏡学会が推奨している洗浄液(過酢酸)での洗浄を行っています。
現在主に内視鏡洗浄に使用される洗浄液には「過酢酸」「フタラール」「電解水」の3種類があります。
「過酢酸」と「フタラール」は内視鏡学会が推奨している洗浄液ですが、「電解水」は今のところ推奨されていません。
それぞれにメリット、デメリットがありますが、内視鏡学会のお墨付きで安心して消毒・殺菌できるのは「過酢酸」「フタラール」ということになると思います。
「電解水」のメリットとしては何といってもコスト(費用)が安い事です。しかしながら洗浄効果にはやや疑問が残ります。
内視鏡検査の診療報酬は厚生労働省によって決められていますので、薬剤が高くなっても患者さんの費用負担が増えることは一切なく、クリニック側の費用負担が増えるだけです。
であれば、迷わず高くて安心できる洗浄液(過酢酸)を選びますよね。

洗浄の手順もきちんとガイドラインに則って行っています。看護師、看護助手が1本1本人の手で丁寧に洗浄して、それから前述の内視鏡洗浄機でしっかり洗浄、消毒を行っています。
当院のスタッフは綺麗好きな人ばかりですが、めちゃくちゃ丁寧に洗浄してくれています。
そんなスタッフも、内視鏡検査を受けるなら絶対に清潔な自分たちのところのカメラがいい！と言っています。

最新の機器、高水準の洗浄液などお金はかかる部分ですが、患者さんの安全性に直結する部分であり絶対にコストカットはできません。
内視鏡の洗浄は目に見えないところだからこそ怖い部分です。前に検査を受けた患者さんから何か菌やウイルスがうつってしまうような事があってはなりません。しかし洗浄のやり方しだいはそのような事も起こりえます。

検査から内視鏡機器のクオリティ、洗浄の清潔さ、安全さなどどこをとっても患者さんがご安心して検査を受けれるよう一切手を抜かず追及しています。
今後も内視鏡検査の事は当院に安心してお任せください。